教師の資格 2010 7 31

 教師の資格について議論すると、
有識者が学問的に、いろいろなことを主張するでしょう。
 しかし、このような議論は、肝心なことを忘れています。
まず、子供が好きかどうか問うべきです。
子供が嫌いで教師をやっていれば、毎日が地獄の日々でしょう。
 「民間企業は競争やノルマがあって嫌だ。
役所は上下関係があって宮仕えは嫌だ。
だから、教員になる」では困るのです。
 教師を目指す者は、まず子供が好きであること。
これが、教師の資格です。
教育方法や教育理論は多数あるでしょうが、
その前に、子供が好きであることが教師の条件です。
 自分は教師に向いていないと気づいた時は、
行政職員に転向できる制度を作るべきです。

聖職 2010 7 24
 夏が来ると、よく思い出すのが、高校時代のことです。
私が通った高校は、公立高校でしたが、
学校の先生が、夏休みに「予備校」を開いてくれたのです。
 私の故郷は田舎なので、東京の大学受験予備校に通うのは大変でした。
しかし、「東京の生徒には負けるな」ということで、
先生が、学校で「予備校」を開いたのです。
 私は、その時、こう思いました。
「先生たちは、公務員だから、
がんばっても、がんばらなくても給料は同じなのに、
どうして生徒の学業に対して熱心なのか」
 これに対して、先生たちの思いは、こうでした。
「我々は、労働者ではない。聖職である。
教育を通して、日本の国づくりをしている」
 今でも、私は、高校の先生には感謝しています。
先生たちの献身的な努力がなければ、今の私はなかったでしょう。


















































トップページへ戻る